TGRラリーチャレンジ富士山すその参戦!
2020.10.27
秋晴れのもと『TGRラリーチャレンジ㏌富士山すその』に参加してきました!
こんにちはGRガレージ京都伏見のナガシ~こと長島です!(^^)!
GRガレージ京都伏見にとって開幕戦となった『TGRラリーチャレンジin富士山すその』は静岡県裾野市を舞台に開催されました。初参戦の選手の様子や会場で繰り広げられたドラマを今回お伝えしたいと思います!
普段は裾野市総合運動公園の駐車なんですが、ラリー期間中はサービスパークに早変わり。サーキットでいうピットの役割を果たします。雄大な富士山が一望できる素晴らしい景色の場所です。
チーム紹介
『京都トヨタGRナガシ~アクア』長島英紀/新開友妃子 今年で参戦4年目を迎えた『ナガシ~』がドライバー。京都トヨタチーム初の女性選手のコ・ドライバーはレクサス北大路のショールームスタッフの新開選手。初めてのコ・ドライバーに不安がいっぱいで、ここ一週間は心拍数が常に高めになるぐらい緊張していたそうです。
『京都トヨタアクア』上關真輝/田村純一 初参戦ペアのドライバーは山科店営業担当の上關真輝選手。コ・ドライバーはクラフトセンターBP担当の田村純一選手。上關選手は学生時代、ラグビーで鍛えた強靭な肉体と精神力でここ一番の底力に期待が持てます!
『京都トヨタ86Withサトウ』佐藤友治/岡﨑幹 運転補助装置が取り付けられた『86』のドライバーは普段車いすで生活をされていて、バリアフリーモータスポーツを推進されている佐藤友治選手。モータースポーツ界ではベテランの岡﨑幹選手がコ・ドライバー。佐藤選手は北海道札幌からの参加です。
この3名は競技車両を担当するエンジニアです。メンテナンスやトラブルが発生した時に対応します。写真右から宇治店サービス担当コントローラーの大橋祐林、中央店サービス担当の谷口翔平、伏見店サービス担当の西山俊。経験豊富なリーダー大橋祐林が若手の2人を指揮し競技車両のメンテナンスや修理を行います。心強い味方です。
監督、副監督、チームスタッフ、撮影スタッフとそれぞれの役割を元にワンチームとして万全の体制で参加しました!GRガレージ京都伏見の『のぼり』を持っているのは伏見店新人営業担当の太田大樹。若い力で力強くチームをサポートします。モリゾウ選手、撮影にご協力頂きありがとうございます。
開会式の様子
モリゾウこと豊田章男社長がエントラント代表として挨拶をされました。無観客であったものの裾野市ではコロナ禍の中、初めてのイベント開催となり、地元裾野市への感謝の言葉を述べられていました。『ありがとうございます。今日もまたかけがえのない一日でありますように。』そんな思いが伝わってくる心のこもった挨拶でした。
こんな時期でもこれだけたくさんの参加者が集まる人気のラリーがTGRラリーチャレンジです。
レース前の様子
選手達はコースのチェックを何度も行い本番に備えます。この時点で、既に競技は始まっています。初参加の上關/田村ペアは出走直前までコースチェック。
ドライバーの要望を受けシート位置の微調整を実施しています。バケットシートはレバー操作では角度を調整できないので、ひと手間かかりますがエンジニアの手際の良さで調整は瞬く間に終了。
チームスタッフは選手が最善の状態で競技に参加できるように見守り考え、必要に応じて行動します。
セレモニアルスタートの様子
このゲートでMCからインタビューを受けて豊富を言い、それぞれの思いを胸にこのゲートからスタートしていきます。ナガシ~コメント『勝敗もありますがコ・ドライバーが初参加なので、コ・ドライバーが「楽しかった~またやりたい!」って、言ってもらえるように今日はエンジョイします!』(こんな感じだったと思います)
競技の様子
裾野市運動公園内の遊歩道を疾走する『京都トヨタGRナガシ~アクア』
鋭角で狭いコーナーを初めてとは思えないハンドリングでクリアーしているのは初参戦の『京都トヨタアクア』
運転補助装置を巧みに操作しテクニカルなコースを駆け抜ける『京都トヨタ86Withサトウ』
『京都トヨタGRナガシ~アクア』競技中(タイムアタック)の様子です。コ・ドライバーの手にしているペースノートを読み上げて、コースレイアウトをドライバーに伝えています。実はこのコースはTGRラリーチャレンジの中でもテクニカルで、初コ・ドライバーには難しかったはずなんですが、しっかり頑張ってくれました!ロストは愛嬌!
サービスの様子
出走したあと少しの間、サービスパークに穏やかな空気が流れます。こんな時間をエンジョイするのもラリーの楽しみ方!
そんな時、監督のもとに『京都トヨタアクア』から突如連絡が!「右の前の足廻りをやってしまった!」どうやら、コース脇の縁石にヒットしたようです。サービスパークに戻ってきた時にはハンドルを切るとフェンダーに干渉し、リタイヤ申請を出してもおかしくない状態でした。損傷個所を確認するエンジニアと監督。心配そうに見守るチームスタッフ。
でも、ここで諦めるわけにはいきません!強い思いがエンジニアリーダー大橋の心を動かし、競技続行に向けて修理することを決意!この場所にある物だけで「あの手」「この手」を使い修復作業に着手!整備申告書を提出し終えた田村コ・ドライバーが「何とか頼む!」と作業を見守っています!
写真では分かりづらいのですが曲がったロワアーム(タイヤを支えるアーム)もとに戻そうとしています。油圧ジャッキやハンマーなどを使い何とかハンドルを切っても干渉しないようになるぐらいまで修復させることができました。なんと!賢明な修復作業により午後のスタート時刻に遅延することなく復帰することができました!
『京都トヨタ86Withサトウ』のサービス作業です。エンジニアリーダー大橋の指揮によりテキパキとメンテナンスをこなすエンジニア。その様子をエンジニアの卵である『トヨタ東京自動車大学校』の生徒が見学にきてくれました。
実はトヨタ東京自動車大学校はエンジニアを担当する西山俊の母校。他のチームスタッフとして参加していた後輩達にエンジニアの魅力を伝えていたようで、サービス作業の時、見学に来てくれたようです。こんなところでも人と人の繋がりを作ることが出来るんですね。
昼食は監督自ら調理して振る舞う名物料理の『京都トヨタラリーなべ』(今、命名しました)。チームスタッフ太田が選手が万全の状態で挑めるように気配りをします。
午後からの競技は修復された『京都トヨタアクア』は何とかフィニッシュし感想しました。エンジニアの賢明な修復により何とかレースに復帰し、初参加で見事完走です!選手の安堵した表情がなんとも印象的です。田村選手曰く「最後のSSを終えた後の帰りに涙ががこぼれてきた」。こんな思いが出来るのもラリーの魅力です。
『京都トヨタ86Withサトウ』もゴール。午後のタイムは驚異的な追い上げにより、午前よりなんと28.8秒のタイムアップで7位完走です!
『京都トヨタGRナガシ~アクア』も無事完走し、コ・ドライバーの新開選手は富士山をバックに撮影。競技後は緊張が説かれてリラックスした表情に!感想は「楽しかった~またやりたい!」の一言(^^)/嬉しいじゃありませんか(⌒∇⌒)
表彰式の様子
なんと、『京都トヨタGRナガシ~アクア』午後の追い上げにより3位チームを捉えて、なんと3位表彰台をゲットしました!初参加のコ・ドライバー新開選手はテクニカルでペースノートの作成や読み上げの難度も高いコースで、よく頑張ってくれました!表彰台での表情を見ると喜びもひとしおです。
京都トヨタのラリーチームでは参加しているスタッフには、それぞれの役割が与えられています。その役割の中で最善を尽くし判断し行動したことで、出場した3台とも完走し、更にはそのうちの1台が3位入賞という結果を得ることが出来ました。
特に今回はリタイヤも覚悟するような損傷を受けたクルマを競技に押し戻せたのは、エンジニアの強い思いと選手の諦めない姿勢があったからだと思います。
チームスタッフも選手のケアをしっかり行い、万全の体制で送り出すことができたことも3台完走という結果につながったと思います。
今回のTGRラリーチャレンジでチーム全員が感じたことの強さは、人それぞれ違いはあるかもしれませんが、同じ思いであることは間違いないと思います。
出場回数を重ねるにつれてチームの一体感が増してきているように感じ、嬉しいばかりです。
初心者が参加できるモータ-スポーツでもこんな素晴らしい経験ができるんです!
こんな思いをいつか、モータースポーツの現場でお客様と共有することが出来たら良いなと思います。
次回のTGRラリーチャレンジは11月7日~8日開催の富山県『高岡万葉』の予定です。この高岡万葉のコースもテクニカルで更に、地元の強者がエントリーされることもあり、なかなか上位に食い込めない難しいラウンドとなっています。ここでもチーム一丸となって頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします。
こんにちはGRガレージ京都伏見のナガシ~こと長島です!(^^)!
GRガレージ京都伏見にとって開幕戦となった『TGRラリーチャレンジin富士山すその』は静岡県裾野市を舞台に開催されました。初参戦の選手の様子や会場で繰り広げられたドラマを今回お伝えしたいと思います!
普段は裾野市総合運動公園の駐車なんですが、ラリー期間中はサービスパークに早変わり。サーキットでいうピットの役割を果たします。雄大な富士山が一望できる素晴らしい景色の場所です。
チーム紹介
『京都トヨタGRナガシ~アクア』長島英紀/新開友妃子 今年で参戦4年目を迎えた『ナガシ~』がドライバー。京都トヨタチーム初の女性選手のコ・ドライバーはレクサス北大路のショールームスタッフの新開選手。初めてのコ・ドライバーに不安がいっぱいで、ここ一週間は心拍数が常に高めになるぐらい緊張していたそうです。
『京都トヨタアクア』上關真輝/田村純一 初参戦ペアのドライバーは山科店営業担当の上關真輝選手。コ・ドライバーはクラフトセンターBP担当の田村純一選手。上關選手は学生時代、ラグビーで鍛えた強靭な肉体と精神力でここ一番の底力に期待が持てます!
『京都トヨタ86Withサトウ』佐藤友治/岡﨑幹 運転補助装置が取り付けられた『86』のドライバーは普段車いすで生活をされていて、バリアフリーモータスポーツを推進されている佐藤友治選手。モータースポーツ界ではベテランの岡﨑幹選手がコ・ドライバー。佐藤選手は北海道札幌からの参加です。
この3名は競技車両を担当するエンジニアです。メンテナンスやトラブルが発生した時に対応します。写真右から宇治店サービス担当コントローラーの大橋祐林、中央店サービス担当の谷口翔平、伏見店サービス担当の西山俊。経験豊富なリーダー大橋祐林が若手の2人を指揮し競技車両のメンテナンスや修理を行います。心強い味方です。
監督、副監督、チームスタッフ、撮影スタッフとそれぞれの役割を元にワンチームとして万全の体制で参加しました!GRガレージ京都伏見の『のぼり』を持っているのは伏見店新人営業担当の太田大樹。若い力で力強くチームをサポートします。モリゾウ選手、撮影にご協力頂きありがとうございます。
開会式の様子
モリゾウこと豊田章男社長がエントラント代表として挨拶をされました。無観客であったものの裾野市ではコロナ禍の中、初めてのイベント開催となり、地元裾野市への感謝の言葉を述べられていました。『ありがとうございます。今日もまたかけがえのない一日でありますように。』そんな思いが伝わってくる心のこもった挨拶でした。
こんな時期でもこれだけたくさんの参加者が集まる人気のラリーがTGRラリーチャレンジです。
レース前の様子
選手達はコースのチェックを何度も行い本番に備えます。この時点で、既に競技は始まっています。初参加の上關/田村ペアは出走直前までコースチェック。
ドライバーの要望を受けシート位置の微調整を実施しています。バケットシートはレバー操作では角度を調整できないので、ひと手間かかりますがエンジニアの手際の良さで調整は瞬く間に終了。
チームスタッフは選手が最善の状態で競技に参加できるように見守り考え、必要に応じて行動します。
セレモニアルスタートの様子
このゲートでMCからインタビューを受けて豊富を言い、それぞれの思いを胸にこのゲートからスタートしていきます。ナガシ~コメント『勝敗もありますがコ・ドライバーが初参加なので、コ・ドライバーが「楽しかった~またやりたい!」って、言ってもらえるように今日はエンジョイします!』(こんな感じだったと思います)
競技の様子
裾野市運動公園内の遊歩道を疾走する『京都トヨタGRナガシ~アクア』
鋭角で狭いコーナーを初めてとは思えないハンドリングでクリアーしているのは初参戦の『京都トヨタアクア』
運転補助装置を巧みに操作しテクニカルなコースを駆け抜ける『京都トヨタ86Withサトウ』
『京都トヨタGRナガシ~アクア』競技中(タイムアタック)の様子です。コ・ドライバーの手にしているペースノートを読み上げて、コースレイアウトをドライバーに伝えています。実はこのコースはTGRラリーチャレンジの中でもテクニカルで、初コ・ドライバーには難しかったはずなんですが、しっかり頑張ってくれました!ロストは愛嬌!
サービスの様子
出走したあと少しの間、サービスパークに穏やかな空気が流れます。こんな時間をエンジョイするのもラリーの楽しみ方!
そんな時、監督のもとに『京都トヨタアクア』から突如連絡が!「右の前の足廻りをやってしまった!」どうやら、コース脇の縁石にヒットしたようです。サービスパークに戻ってきた時にはハンドルを切るとフェンダーに干渉し、リタイヤ申請を出してもおかしくない状態でした。損傷個所を確認するエンジニアと監督。心配そうに見守るチームスタッフ。
でも、ここで諦めるわけにはいきません!強い思いがエンジニアリーダー大橋の心を動かし、競技続行に向けて修理することを決意!この場所にある物だけで「あの手」「この手」を使い修復作業に着手!整備申告書を提出し終えた田村コ・ドライバーが「何とか頼む!」と作業を見守っています!
写真では分かりづらいのですが曲がったロワアーム(タイヤを支えるアーム)もとに戻そうとしています。油圧ジャッキやハンマーなどを使い何とかハンドルを切っても干渉しないようになるぐらいまで修復させることができました。なんと!賢明な修復作業により午後のスタート時刻に遅延することなく復帰することができました!
『京都トヨタ86Withサトウ』のサービス作業です。エンジニアリーダー大橋の指揮によりテキパキとメンテナンスをこなすエンジニア。その様子をエンジニアの卵である『トヨタ東京自動車大学校』の生徒が見学にきてくれました。
実はトヨタ東京自動車大学校はエンジニアを担当する西山俊の母校。他のチームスタッフとして参加していた後輩達にエンジニアの魅力を伝えていたようで、サービス作業の時、見学に来てくれたようです。こんなところでも人と人の繋がりを作ることが出来るんですね。
昼食は監督自ら調理して振る舞う名物料理の『京都トヨタラリーなべ』(今、命名しました)。チームスタッフ太田が選手が万全の状態で挑めるように気配りをします。
午後からの競技は修復された『京都トヨタアクア』は何とかフィニッシュし感想しました。エンジニアの賢明な修復により何とかレースに復帰し、初参加で見事完走です!選手の安堵した表情がなんとも印象的です。田村選手曰く「最後のSSを終えた後の帰りに涙ががこぼれてきた」。こんな思いが出来るのもラリーの魅力です。
『京都トヨタ86Withサトウ』もゴール。午後のタイムは驚異的な追い上げにより、午前よりなんと28.8秒のタイムアップで7位完走です!
『京都トヨタGRナガシ~アクア』も無事完走し、コ・ドライバーの新開選手は富士山をバックに撮影。競技後は緊張が説かれてリラックスした表情に!感想は「楽しかった~またやりたい!」の一言(^^)/嬉しいじゃありませんか(⌒∇⌒)
表彰式の様子
なんと、『京都トヨタGRナガシ~アクア』午後の追い上げにより3位チームを捉えて、なんと3位表彰台をゲットしました!初参加のコ・ドライバー新開選手はテクニカルでペースノートの作成や読み上げの難度も高いコースで、よく頑張ってくれました!表彰台での表情を見ると喜びもひとしおです。
京都トヨタのラリーチームでは参加しているスタッフには、それぞれの役割が与えられています。その役割の中で最善を尽くし判断し行動したことで、出場した3台とも完走し、更にはそのうちの1台が3位入賞という結果を得ることが出来ました。
特に今回はリタイヤも覚悟するような損傷を受けたクルマを競技に押し戻せたのは、エンジニアの強い思いと選手の諦めない姿勢があったからだと思います。
チームスタッフも選手のケアをしっかり行い、万全の体制で送り出すことができたことも3台完走という結果につながったと思います。
今回のTGRラリーチャレンジでチーム全員が感じたことの強さは、人それぞれ違いはあるかもしれませんが、同じ思いであることは間違いないと思います。
出場回数を重ねるにつれてチームの一体感が増してきているように感じ、嬉しいばかりです。
初心者が参加できるモータ-スポーツでもこんな素晴らしい経験ができるんです!
こんな思いをいつか、モータースポーツの現場でお客様と共有することが出来たら良いなと思います。
次回のTGRラリーチャレンジは11月7日~8日開催の富山県『高岡万葉』の予定です。この高岡万葉のコースもテクニカルで更に、地元の強者がエントリーされることもあり、なかなか上位に食い込めない難しいラウンドとなっています。ここでもチーム一丸となって頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします。